講演・口頭発表等 - 吉水 広明
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ポリ4-メチル-1-ペンテンの気体収着特性の結晶化度と温度依存性
野村優友,吉水広明
第66回高分子学会年次大会 高分子学会
開催年月日: 2017年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:幕張メッセ
結晶化度の異なるポリ4メチルペンテン1試料を対象に気体収着測定を行った。収着量の結晶化度依存性から推定される結晶相の収着特性は,温度に対してあまり変わらず,非晶相のそれとは異なっていた。
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炭素数の異なるアルキル側鎖を持つハニカム構造を形成する液晶性ポリエステルの構造と気体輸送特性
吉水広明,石神稜大
日本膜学会第39年会 日本膜学会
開催年月日: 2017年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:早稲田大学(西早稲田キャンパス63 号館)
炭素数10のアルキル側鎖をエーテル結合でもつ全芳香族液晶性ポリエステルは,剛直な主鎖層と柔軟な側鎖層から成るハニカム構造を形成する。本研究では,これの凝集高次構造と気体拡散特性についてNMRを用いて検討した。磁場による配向試料を調製したところ,ハニカム構造における気体の拡散性は,比較的高い異方性を示すことが確認された。
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様々な結晶化度のポリ–4–メチルペンテン1膜の Xe 収着特性の温度依存
野村優友,吉水広明
日本膜学会第39年会 日本膜学会
開催年月日: 2017年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:早稲田大学(西早稲田キャンパス63 号館)
結晶形態は同じでその形成量が異なるポリ4メチルペンテン1試料を調製し,キセノンガスの収着特性を調べた。結晶部と非晶部では密度値から予想されるのとは逆の結果が得られ,この試料の特徴が指摘できた。
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含水状態のエチレンビニルアルコール共重合体中の気体の拡散特性
松下晴香,吉水広明
日本膜学会第39年会 日本膜学会
開催年月日: 2017年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:早稲田大学(西早稲田キャンパス63 号館)
エチレンビニルアルコール共重合体の乾燥試料と含水試料について,凝集高次構造並びに気体溶解特性について検討した。結晶成分は含水の有無にかかわらずほぼ変化していないが,非晶の分子運動性は確実に向上し,気体収着能の可能性が指摘された。
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NMRを用いた含水状態のエチレンビニルアルコール共重合中の気体の拡散特性
松下晴香,吉水広明
17-1NMR研究会 高分子学会 NMR研究会
開催年月日: 2017年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:名古屋工業大学
ハイガスバリヤ材料として知られるエチレンビニルアルコールが吸湿時に性能劣化する現象の原因を究明するために,構造解析並びに気体共存下におけるNMR測定を行った。吸湿時で比較的高温下の時にサンプルに溶解した気体が観測された。
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固体NMRによる種々のシンジオタクチックポリスチレン結晶の構造解析
伊藤美翔,吉水広明
17-1NMR研究会 高分子学会 NMR研究会
開催年月日: 2017年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:名古屋工業大学
結晶多形を示すシンジオタクチックポリスチレンの,α及びδ結晶含有膜とアモルファス膜を調製して,固体NMRにより局所分子運動性評価を行った。その結果,結晶によって異なる温度依存性を示すことを確認した。
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ゴム材料の気体拡散特性を溶液NMRを用いて求める方法の提案
宮代亜紗美,吉水広明
17-1NMR研究会 高分子学会 NMR研究会
開催年月日: 2017年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:名古屋工業大学
ゴム材料(ブタジエンゴム)の気体拡散性を求める方法としてNMR法の応用を考えた。いくつかのNMR法で測定をし,得られたスペクトルから拡散係数を求めたところ既存の拡散係数の値とほぼ一致したデータが得られた。
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ポリー4ーメチルペンテン1気体収着の結晶化度と温度の依存
野村優友,吉水広明
17-1NMR研究会 高分子学会 NMR研究会
開催年月日: 2017年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:名古屋工業大学
気体輸送能を持つ特異な結晶構造を形成するポリ4メチルペンテン1の気体収着特性を詳細に調べるため,キセノンガスを用いて研究した。ガラス転移温度以下では収着特性が変化した。
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ポリイミドに収着したキセノンのNMR観察から見えてくるガラス状態
藤田雅也,吉水広明
第30回東海支部若手繊維研究会 繊維学会東海支部 他
開催年月日: 2016年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地: 岐阜大学サテライトキャンパス
エンジニアリングプラスチックの一つ,カプトンポリイミドを対象に,Xe収着測定及びXe-129 NMR測定を行い,ガラス状態を検討した結果,余剰自由体積(ミクロボイド)の大きさや数に加え,高分子鎖の分子運動性が,これらの物性を決定する上で重要であることが指摘できた。
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液晶性ポリエステルが形成するハニカム構造中における種々の気体拡散性の研究
石神 稜大,吉水 広明
第54回高分子と水に関する討論会 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
開催年月日: 2016年12月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京工業大学西9号館コラボレーションルーム・メディアホール
PBpT-On(nは側鎖炭素数)は直鎖アルキル基側鎖に有する全芳香族液晶性ポリエステルで,独特なハニカム構造を形成する。本研究では,収着気体がPBpT-O8,PBpT-O10,PBpT-O12 の気体輸送特性に及ぼす影響について主に NMR 法を用いて検討した。側鎖炭素数nが大きくなるほど、
自己拡散係数が大きくなっていることが確認された。 -
129 Xe NMR 測定で評価されるPS, PMMA 膜の高次構造及び気体輸送特性
西口枝里子,吉水広明
第54回高分子と水に関する討論会 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
開催年月日: 2016年12月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京工業大学西9号館コラボレーションルーム・メディアホール
本研究ではPS, PMMAの気体拡散性の違いがゴム状態でも存在するのかに注目し、違いが生じる原因について実験・考察した。一般的には自由体積が大きいほうが気体の拡散性は高いとされているが,PMMAのほうが自由体積は大きいにもかかわらず気体の拡散性は低いことから,PS, PMMA の気体拡散性については自由体積以外の要因についても考える必要がある。
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気体 NMR 測定によるゴム状高分子のキャラクタリゼーション
宮代亜紗美,吉水広明
第54回高分子と水に関する討論会 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
開催年月日: 2016年12月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京工業大学西9号館コラボレーションルーム・メディアホール
従来気体拡散係数の測定には重量法を応用し求めてきたが,本研究ではNMR(核磁気共鳴)法を用いて測定ができるかを検討した。試料にはゴム状高分子のブタジエンゴムを用いた。重量法より得た気体拡散係数は 4.5×10-7 cm2/s であった。NMR法では選択照射実験から気体拡散係 数 4.5×10-7 cm2/s が得られた。また PFG-NMR 測定から自己拡散経緯数 5.5×10-7 cm2/s を得た。以上より NMR を用いて気体拡散係数の算出が可能である。
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結晶多形を示すシンジオタクチックポリスチレン膜の局所分子運動性と気体輸送特性
伊藤美翔,吉水広明
第54回高分子と水に関する討論会 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
開催年月日: 2016年12月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京工業大学西9号館コラボレーションルーム・メディアホール
本研究ではシンジオタクチックポリスチレン(sPS)膜の気体輸送特性を知る第一歩として結晶構造を解析するため,α 結晶、δ 結晶含有膜およびアモルファス膜の固体13C NMRでCP/MAS測定、緩和時間(T1C)測定を行いsPSの局所分子運動性を評価した。アモルファスのサンプルは,温度上昇とともに運動性が増加する。α結晶のサンプルは,アモルファスのサンプルより運動性が低い。δ結晶のサンプルは,アモルファスのサンプルより運動性が高い。また、温度を上げても運動性は変化しない。以上のことが示唆された。
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129Xe NMR法による,PS,PMMA膜の気体輸送特性及び高次構造評価
西口枝里子,吉水広明
膜シンポジウム 2016 日本膜学会
開催年月日: 2016年12月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:関西大学100周年記念会館
ポリスチレン(PS)とポリメタクリル酸メチル(PMMA)の気体輸送特性を主にNMR法を用いて調べた結果,気体収着量に大きな差はないが,拡散性には大きな差があることを再確認した。この特性はガラス転移温度以上においても維持されていた。
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129Xe NMRを用いたゴム状高分子の気体拡散係数測定
宮代亜紗美,吉水広明
膜シンポジウム 2016 日本膜学会
開催年月日: 2016年12月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:関西大学100周年記念会館
気体分離膜などの材料評価を行う上で、気体拡散係数の測定は重要である。NMR法を用いて得られる気体拡散係数値の精度を確認するため、ブタジエンゴム—キセノンガスの系を対象に、従来法である重量法に加え、PFG-NMR法と選択照射法を実行した。三者とも値が一致したので、より短い拡散時間における計測法が提案できた。
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結晶多形を示すシンジオタクチックポリスチレンの固体NMR法を用いた結晶構造解析
伊藤美翔,吉水広明
第55回NMR討論会 日本核磁気共鳴学会
開催年月日: 2016年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:広島国際会議場
本研究ではsPSの結晶構造を理解するため、α、δ結晶含有膜とアモルファス膜を調製して、これらの固体NMR測定を行い、特にsPSのベンゼン環の分子運動性について考察した。分子運動性は、α、アモルファス、δの順に大きいといえ、アモルファスは温度変化が見られるのに対しδはほとんど変化しなかった。
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ゴム状高分子の溶液NMRを用いた種々の測定
宮代亜紗美,吉水広明
第55回NMR討論会 日本核磁気共鳴学会
開催年月日: 2016年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:広島国際会議場
ゴム状高分子にブタジエンゴムを用い,従来法と本研究で提案するNMR法による気体拡散係数測定を行って,その制度を確認した。2種類の方法を適用し,何れも従来法と良い一致を示したので,NMR法を用いて気体拡散係数測定が行えることがわかった。
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NMR法による種々の高次構造を形成する液晶性ポリエステルの気体輸送特性評価
石神 稜大,吉水 広明
第55回NMR討論会 日本核磁気共鳴学会
開催年月日: 2016年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:広島国際会議場
PBpT-O10は側鎖に柔軟なデシル基を有する全芳香族液晶性ポリエステルである。本研究では,PBpT-O10のハニカム構造の磁場配向を試み,それの気体拡散特性についてNMR法を用いて調査した。1H PFG NMR測定の結果(Table 1),PBpT-O10試料中にあるメタンの拡散係数はランダム配向試料に比べ,磁場配向試料でより大きな値が得られた。z軸方向の拡散係数がxy平面方向での拡散係数より大きかった。
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PS,PMMS 内に収着させた Xe をプローブとし, 129XeNMR によって評価する気体輸送特性
西口枝里子,吉水 広明
第55回NMR討論会 日本核磁気共鳴学会
開催年月日: 2016年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:広島国際会議場
。本研究ではPSとPMMA にXeを収着させ,法を用いて,圧力と温度を様々に 変えながらガラス状態からゴム状態までの範囲で 129XeNMRスペクトル測定し,PSとPMMAの気体拡 散性について化学シフトと線幅のデータから考察を 行った。,PS と PMMA の気体拡散特 性の違いは自由体積の大小だけでは説明 できないことが明らかとなった。
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ゴム状高分子(ブタジエンゴム)膜の溶液 NMR で求められる キャラクタリゼーション
宮代亜紗美,吉水広明
平成28年度 繊維学会秋季研究発表会 一般社団法人 繊維学会
開催年月日: 2016年09月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:山形大学 米沢キャンパス
本研究では,NMR 法を用いて気体分離膜材料の気体拡散特性の研究を行うことができるか検討するた め,従来の実験方法で得た結果と新たに NMR 測定で得た結果を比べた。試料にはゴム状高分子である ブタジエンゴムを用いた。NMR 法を用い て気体拡散係数測定を行うことが 可能になった。