講演・口頭発表等 - 吉水 広明
-
液晶性ポリエステルが形成するハニカム構造の磁場配向制御と気体拡散特性に関するNMR研究
山内雅弘,吉水広明
平成27年度繊維学会年次大会 一般社団法人 繊維学会
開催年月日: 2015年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:タワーホール船堀
デシル側鎖をもつ全芳香族液晶性ポリエステル(PBpT-O10)は,主鎖骨格と側鎖層がミクロ相分離して独特なハニカム構造を形成する。この構造の磁場配向を試み,配向構造が確認された試料の気体収着・拡散特性についてNMR法を用いて調べたところ,ハニカム構造の特徴を反映した拡散異方性を示した。
-
ポリ(γ-ベンジル-L-グルタメート)の高次構造と気体輸送特性に関するNMRによる研究
岩本純,吉水広明
平成27年度繊維学会年次大会 一般社団法人 繊維学会
開催年月日: 2015年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:タワーホール船堀
ポリ(γ-ベンジル-L-グルタメート)固体試料の構造解析と種々の気体の収着・拡散特性を評価したところ,側鎖領域の空間配置や動的挙動を反映した特徴が指摘出来た。また磁場配向させた試料を用いることで気体の拡散異方性が確認された。これらはまた,気体分子のサイズによって変化した。
-
気体のNMRスペクトル観察による高分子フィルムの磁化率特性評価
石神 稜大,吉水 広明
第64回高分子学会年次大会 高分子学会
開催年月日: 2015年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:札幌コンベンションセンター
本研究では、高分子フィルムの磁化率の評価を目的として、高分子フィルムと共存している気体のNMRスペクトル測定を行った。ピークの化学シフト値に着目し、高分子フィルムの磁化率との相関を明らかにした。
-
収着気体のNMRスペクトル観察によるポリイミドの気体輸送特性
藤田 雅也,吉水 広明
第64回高分子学会年次大会 高分子学会
開催年月日: 2015年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:札幌コンベンションセンター
高性能気体分離膜の開発へ向け,高分子の高次構造と気体収着特性との因果関係についての理解を深めるために,ポリイミドを対象に炭酸暴露処理を施して諸データを比較した.気体をプローブとしたNMR 法の適用を検討し,ポリイミドは炭酸暴露処理によって気体収着量および拡散特性が増大することが判明した.
-
共存する気体のNMRスペクトル観察による高分子フィルムの磁化率特性評価
石神 稜大,吉水 広明
15-1NMR研究会 高分子学会 NMR研究会
開催年月日: 2015年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地: 積水化学工業(株) 京都研究所
高分子フィルムの磁化率異方性がNMR試料管内に共存する気体のNMRスペクトルに反映される事実を確認できた。
-
物理処理をしたポリイミドのガラス状態に関するXe収着による研究
藤田 雅也,吉水 広明
15-1NMR研究会 高分子学会 NMR研究会
開催年月日: 2015年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地: 積水化学工業(株) 京都研究所
ポリイミドフィルムにキセノンを収着させた状態でNMRスペクトルを観測した。化学シフト値等を解析して分子鎖間距離や拡散性について検討した結果,フィルムの調製条件によりそれらが系統的に変化することが分かった。
-
種々の高次構造を形成する液晶性ポリエステルの気体輸送特性
山内雅弘,吉水広明
日本膜学会第37年会 日本膜学会
開催年月日: 2015年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:早稲田大学
アルキル側鎖をもつ全芳香族液晶性ポリエステルには,主鎖骨格と側鎖層がミクロ相分離して層状またはハニカム構造を形成する。この構造の磁場配向を試み,気体収着・拡散特性についてNMR法を用いて調べたところ,それぞれの高次構造の特徴を反映した拡散異方性を示した。
-
PBLGの高次構造解析 と気体輸送特性のNMR法による研究
岩本純,吉水広明
日本膜学会第37年会 日本膜学会
開催年月日: 2015年05月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:早稲田大学
ポリ(γ-ベンジル-L-グルタメート)(PBLG)固体試料の構造解析と気体の収着・拡散特性を評価し,側鎖領域の空間配置や動的挙動を反映した特徴が指摘出来た。また磁場配向させたPBLG試料を用いることで気体の拡散異方性が確認された。これらはまた,気体分子のサイズによって変化した。
-
ガラス状高分子ポリイミドのNMRスペクトル観察による考察
藤田 雅也,吉水 広明
第28回 東海支部若手繊維研究会 繊維学会 東海支部 他
開催年月日: 2014年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:椙山女学園大学 生活科学部棟
剛直な分子骨格をもち,耐熱性で且つ高強度なエンジニアリングプラスチックとして広く利用されているポリイミドの高次構造の詳細を探る手掛かりとして,収着気体のNMRスペクトルから考察を行った。高圧二酸化炭素暴露処理によりごくわずかに自由体積が増加した試料では,収着と拡散性がともに向上していた。
-
配向制御によるポリペプチドの気体輸送特性への影響
岩本 純,吉水 広明
第28回 東海支部若手繊維研究会 繊維学会 東海支部 他
開催年月日: 2014年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:椙山女学園大学 生活科学部棟
リオトロピック液晶性のポリペプチド,PBLGの凝集高次構造と気体拡散特性との相関について調べたところ,αヘリックス鎖間に生じている間隙に沿った拡散が優先されていて,ここの空間的な広がりの制約から,気体分子のサイズに依存して拡散性は著しく低下した。
-
固体配向PBLGの気体拡散機構の解明
岩本 純,吉水 広明
第52回 高分子と水に関する討論会 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
開催年月日: 2014年12月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地: 東京工業大学(大岡山キャンパス)
液晶性ポリペプチドであるPBLGは適切な溶媒中で安定にαヘリックスを形成して,濃厚溶液時に液晶を発現し,ヘリックスロッドが自発的に配向する。磁場を利用して,高度に秩序構造を制御させた固体配向試料を調製し,PBLGに収着した気体の拡散機構を明らかにすることを目的とし,メタンとプロパンをそれぞれ収着させた後,PFG-STE NMR測定を行い,収着した気体分子の自己拡散係数から拡散異方性を考察した。PBLG固体に形成された気体の拡散移動場にプロパンよりも分子サイズの小さなメタンを選択的に拡散させる能力があり,この効果が配向によって顕著になったことを明らかにした。
-
液晶性ポリエステルの気体収着に伴う分子運動性変化
山内 雅弘,吉水 広明
第52回 高分子と水に関する討論会 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
開催年月日: 2014年12月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地: 東京工業大学(大岡山キャンパス)
側鎖に柔軟なアルキル鎖を有する全芳香族液晶性ポリエステルであるB-C14は,アルキル側鎖層と芳香族主鎖層が交互に積層した層状構造を形成する。収着気体がB-C14の局所分子運動性に及ぼす影響について主にNMR法を用いて検討した。気体を多く収着させると緩和時間T2が長くなり,側鎖のNMRスペクトルの先鋭化が見られたことから,気体を収着させると分子運動性が向上し,それは側鎖領域において顕著であるということが確認された。
-
収着気体のNMRスペクトル観察から考察されるポリイミドの凝集高次構造
吉水 広明,藤田 雅也
第52回 高分子と水に関する討論会 高分子学会 高分子と水・分離に関する研究会
開催年月日: 2014年12月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地: 東京工業大学(大岡山キャンパス)
ポリイミド(PI)を用いてXe収着測定及びXe-129 NMR測定により,ガラス状高分子のガラス状態における気体輸送特性とミクロボイドとの因果関係を明らかにすることを目的とし,物理的調製方法の異なる2種のPI膜を調製し,比較検討した。急激な変化によって新たに発生したと考えられるごくわずかな自由体積の増加により,気体収着量と拡散性がともに向上していた。
-
ポリイミドのガラス状態の特徴と気体輸送特性
藤田 雅也,吉水 広明
膜シンポジウム 2014 日本膜学会
開催年月日: 2014年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:神戸大学百年記念館
ガラス状高分子はHenry則に従う気体の収着と,Langmuir吸着理論から成る二元収着モデルを示す。ポリイミドに物理的処理(炭酸曝露処理)を施し収着実験、及びXe NMR測定を行った。さらに,ミクロボイドサイズを算出したところ,サイズが増加していることが分かり,高分子膜に収着した気体分子の拡散性も増大していることが確認された。
-
配向PBLG膜の調製とその気体拡散機構
岩本 純,吉水 広明
膜シンポジウム 2014 日本膜学会
開催年月日: 2014年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:神戸大学百年記念館
強磁場中で溶液キャスト法を行い,固体配向PBLGを調製した。この固体試料の配向性は広角X線回折測定の結果から,αヘリックスの分子鎖が磁場と平行方向に配向した構造が確認された。また,NMR法を利用して気体拡散性を評価した結果,拡散方向に異方性が得られた。
-
液晶性ポリエステルの気体輸送特性と局所分子運動性に関するNMR法による研究
山内 雅弘,吉水 広明
膜シンポジウム 2014 日本膜学会
開催年月日: 2014年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:神戸大学百年記念館
アルキル側鎖をもつ全芳香族液晶性ポリエステル(B-C14)は、主鎖骨格と側鎖層が交互に積層した層状構造を形成する。収着気体がB-C14の局所分子運動性に及ぼす影響についてNMRを用いて検討したところ,側鎖層に顕著な変化が確認された。
-
固体配向PBLGの構造解析とNMR法による気体拡散性評価
岩本 純,吉水 広明
第53回NMR討論会 日本核磁気共鳴学会
開催年月日: 2014年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:大阪大学コンベンションセンター
強磁場中でポリベンジルグルタメート(PBLG)をクロロホルム溶液から固化させることで,配向PBLG試料を調製した。これに気体を共存させた状態でNMR観測を行い,試料中の気体のスペクトル観察を行った。拡散性の異方性と分子サイズ依存性は,構造特性で説明がついた。
-
気体の収着による液晶性ポリエステルの局所分子運動性変化のNMR法による観察
山内 雅弘,吉水 広明
第53回NMR討論会 日本核磁気共鳴学会
開催年月日: 2014年11月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:大阪大学コンベンションセンター
独特な層状構造を形成する,直鎖アルキル基を側鎖に持つ液晶性ポリエステルを対象に,気体の収着特性と収着状態における側鎖の分子運動性の検討を行った。収着量の多い気体ほど分子運動性の向上が顕著であった。
-
高分子中に収着した気体のNMRスペクトル観察
吉水広明
第19回 高分子分析討論会 (公社)日本分析化学会 高分子分析研究懇談会
開催年月日: 2014年10月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:名古屋国際会議場
種々の高分子試料に各種気体を収着させた状態で,NMR分光観察を行うと何がわかるかについて発表した。信号強度から収着量が,化学シフト値から極微細構造が,線幅および緩和時間から拡散性が議論できることを示した。
-
Gas diffusion properties of the magnetically oriented PBLG solids studied by NMR methods 国際会議
岩本 純,吉水 広明
繊維科学とテクノロジーに関する国際シンポジウム(ISF2014) 繊維学会
開催年月日: 2014年09月 - 2014年10月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京ファッショタウンビル
Poly(gamma-benzyl-L-glutamate) (PBLG) is one of the stably alpha helical polypeptides in helix solvents, such as chloroform. Additionally, PBLG shows lyotropic liquid crystalline nature and exhibits a cholesteric phase when it was in high concentration solution. Furthermore, it is recognized that the phase transition to nematic from cholesteric under magnetic field. This nature means the potentialities of to get a highly helix rods-oriented PBLG membrane by using a magnetic field. The anisotropies of gas transport properties due to the bundles of helix rods aligned to one-axis are expected. In this study, an attempt was tried that the PBLG sample was prepared by solution cast method from a 35 wt% of PBLG chloroform solution in a super conducting magnet of 9.4 T. A cylindrical PBLG solid sample (ca. 3 mm x 8 mm) was obtained by using a glass tube. The uniaxially oriented PBLG helix rods along to direction of applying magnetic field was confirmed by WAXD measurement. Self-diffusion coefficient of the methane in this uniaxially oriented PBLG solid sample was measured by pulsed field gradient stimulated echo 1H NMR spectroscopy. The coefficient of when direction of diffusion was parallel to that of oriented helix axis was larger than that of it was perpendicular to one. Similar results of using some alkane gases were also obtained. But absolute values of diffusion coefficients were clearly depended on gas molecular size. From these findings obtained in this study, the magnetically oriented PBLG solids has a high potential of gas separation properties.