講演・口頭発表等 - 小澤 智宏
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P−N型配位子を含む水素発生触媒を指向したNi錯体の合成
土橋将人, 猪股智彦, 小澤智宏, 増田秀樹
日本化学会 第98春季年会 日本化学会
開催年月日: 2018年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日大船橋キャンパス
P-N型2座配位子のニッケル錯体を合成し、その電気化学的挙動ならびに電気化学的な水素生成反応を検討した。その結果を報告した。
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人工シデロフォアー鉄錯体修飾電極を利用した微生物バイオリアクターの構築
遠藤 卓, 猪股智彦,小澤智宏, 増田秀樹
日本化学会 第98春季年会 日本化学会
開催年月日: 2018年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日大船橋キャンパス
人工の鉄輸送体を利用して微生物を固定化し、その固定化量について各種分析を実施した結果について報告した。
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Oxidation reaction in dinuclear copper complex with asymmetric coordination environment modeling pMMO
NISHIMURA Shibuki, OCHIAI Tatsuya, INOMATA Tomohiko, OZAWA Tomohiro, MASUDA Hideki
日本化学会 第98春季年会 日本化学会
開催年月日: 2018年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日大船橋キャンパス
非対称配位子を用いた2核銅錯体を合成し、その電気化学的、化学的
酸化還元反応を行った結果について報告した。 -
嵩高い構造を有するイオン液体を修飾した細孔材料への機能性分子の導入とその反応性の検討
伊藤芳恵, 猪股智彦, 小澤智宏, 増田秀樹
日本化学会 第98春季年会 日本化学会
開催年月日: 2018年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日大船橋キャンパス
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A detailed study of catalytic silylation of N2 using homogeneous momonuclear Co complexes
TAKEMOTO Yoshiyuki, SUZUKI Tatsuya, FUJIMORO Keisuke, OZAWA Tomohiro, INOMATA Tomohiko, MASUDA Hideki
日本化学会 第98春季年会 日本化学会
開催年月日: 2018年03月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日大船橋キャンパス
窒素分子を活性化が可能なイミノホスホラン配位子を用いてコバルト錯体を合成した。そのシリルアミン経由の窒素生成反応について報告した。
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アミダトーフェノラト配位環境を有するコバルト(II)錯体と酸素との反応性
余村駿介, 猪股智彦, 小澤智宏, 増田秀樹
日本化学会 第98春季年会 日本化学会
開催年月日: 2018年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日大船橋キャンパス
高原子価を有するコバルト錯体を構築するため、アミドーフェノラト型
配位可能な配位子を用いて錯体を合成した。その分光学的性質について発表した。 -
触媒的アンモニア合成を指向した架橋ピンサー型配位子を有する二核窒素錯体の合成
前田紗哉加・李 子龍・猪股智彦・小澤智宏・増田秀樹
日本化学会 第98春季年会 日本化学会
開催年月日: 2018年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日大船橋キャンパス
N-P-N型ピンサー配位子を用いてコバルト錯体を合成した。その分光学的性質、還元反応について発表した。
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異なる置換基を有するジアミド型コバルト(III)錯体の合成と一酸化窒素との反応に与える電子的効果
山口瑛名, 木本雄也, 猪股智彦, 小澤智宏, 増田秀樹
日本化学会 第98春季年会 日本化学会
開催年月日: 2018年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:日大船橋キャンパス
一酸化窒素の捕集・放出化合物を合成するために、新規コバルト錯体を合成し、その置換基の違いが及ぼす物性への影響を考察した。
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イミノホスホラン部位を有するCo錯体をもちいた窒素の活性化および高効率アンモニア合成
竹本嘉透, 鈴木達也, 藤本佳介, 猪股智彦, 小澤智宏, 増田秀樹
第48回中部化学関係学協会支部連合秋季大会 中部化学関係学協会支部連合協議会
開催年月日: 2017年11月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:岐阜大学
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空間制御されたイオン液体修飾電極の作製とそれに固定化された金属錯体の電気化学的および分光学的挙動
下畑浩隆, 北川竜也, 猪股智彦, 小澤智宏, 増田秀樹
第7回CSJ化学フェスタ 日本化学会
開催年月日: 2017年10月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:タワーホール船堀(東京)
電極反応場としてイオン液体分子を修飾した金電極を調製した。そのイオン液体のかさ高さから、分子間に形成される空間に種々の金属錯体分子が捕捉される。この修飾したイオン液体の配向性をSEIRAで観測したところ、電極表面とイオン液体分子距離に依存してtrans型とgauch型の2つをとることがわかった。
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pMMOを模倣した非対称な環境を持つ二核銅錯体の酸化反応
西村姿吹, 落合達也, 猪股智彦, 小澤智宏, 増田秀樹
第7回CSJ化学フェスタ 日本化学会
開催年月日: 2017年10月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:タワーホール船堀(東京)
配位環境がことなる骨格を有する配位子を用いて、銅(II)二核錯体を合成した。1電子酸化すると、1方が銅(III)に酸化されるが、電子吸引性の置換基を導入すると金属間に相互作用が生じて還元電子は2つの金属イオン間で非局在化する蛍光を示した。一方1電子還元を電気化学的に行うと、ひとつの銅(II)イオンが還元されて酸素分子と反応し触媒電流が確認できた。
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イミノホスホラン部位を有するコバルト錯体による窒素分子の活性化及び触媒的アンモニア合成
竹本嘉透, 鈴木達也, 藤本佳介, 猪股智彦, 小澤智宏, 増田秀樹
第7回CSJ化学フェスタ 日本化学会
開催年月日: 2017年10月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:タワーホール船堀(東京)
イミノホスホラン骨格を有するコバルト錯体は、還元剤存在下で窒素分子と反応する。窒素の配位結合は温度に依存し、低温ほど促進されることが各種分光学的手法により確認された。配位した窒素分子はトリメチルシリルクロリドを用いた反応を経由して得られたアンモニウム塩として収量を見積もったところ、触媒回転数(TOF)が150回を超えることがわかった。
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DDS薬効部位としての金属錯体型NOドナーの構築とその反応性
山口瑛名, 後藤 栞, 木本雄也, 小澤智宏, 猪股智彦, 増田秀樹
第7回CSJ化学フェスタ 日本化学会
開催年月日: 2017年10月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:タワーホール船堀(東京)
これまでに合成してきた人工シデロフォアは、微生物に対して鉄輸送体として作用していることがわかっている。ここにNO放出可能な金属錯体を結合させることにした。これはNOが生体内で免疫作用を示すことから、これを利用したDDSシステムの構築ができると考えたためである。ここでは、NO放出錯体の性質を分光学的に検討した。合成したコバルト錯体はNOの捕捉と可視光照射による脱離が確認された。
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シデロフォア-鉄錯体獲得系を利用した微生物検出法の開発
遠藤 卓, 居戸裕樹, 猪股智彦, 小澤智宏, 増田秀樹
第7回CSJ化学フェスタ 日本化学会
開催年月日: 2017年10月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:タワーホール船堀(東京)
微生物が持つ低分子鉄輸送化合物であるシデロフォアを人工的に設計、合成し、基板上に修飾することで微生物の検出材料とした。人口シデロフォアの種類を変えると、吸着する微生物に選択性が生じ、また検出法として電気化学的な手法を用いるとその感度が100CPU/Lまで上昇することがわかった。
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モノエタノールアミン誘導体をインターカレートしたベーマイトの加熱処理によって励起される蛍光の温度依存性
太田康博, 早川知克, 猪股智彦, 小澤智宏, 増田秀樹
第7回CSJ化学フェスタ 日本化学会
開催年月日: 2017年10月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:タワーホール船堀(東京)
アルミナの一種であるベーマイトの層間にモノエタノールアミンをインターカレーションした材料を種々温度(100~200℃)で調製した。その結果、温度に依存して異なる色調の蛍光を発することがわかった。これは主として格子欠損と挿入した有機分子が関与していることが分光学的性質から予想された。
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イオン液体修飾細孔材料に担持されたCo錯体による可逆的なNOとの反応
伊藤芳恵, 猪股智彦, 小澤智宏, 増田秀樹
第7回CSJ化学フェスタ 日本化学会
開催年月日: 2017年10月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:タワーホール船堀(東京)
メソ孔を有するシリカ化合物の内部をイオン液体分子で修飾し、そこに機能性分子を担持した。そこにNOガスを導入したところ溶液状態の機能性分子とよく似た性質を示したことから、周辺と大きな相互作用しない環境で分子が担持されていることがわかった。
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Redox and Spectroscopic behavior of metal complexes encapsulated in size-controlled ionic liquid-modified electrodes 国際会議
Hirotaka SHIMOHATA, Tatsuya KITAGAWA, Tomohiko INOMATA、 Tomohiro OZAWA, Hideki MASUDA
錯体化学会第67回討論会 錯体化学会
開催年月日: 2017年09月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学
これまでに傘高いイオン液体を修飾した金電極は、酸化還元を伴う金属錯体材料の捕捉・反応場として調製してきた。ここでは均一系では錯体の分解により不可能であった酸素の4電子還元も可能であり、イオン液体分子導入による金属錯体の安定化とイオン液体の静電的な効果によりもたらされた結果であると考えた。本発表では、イオン液体の長さを変えることにより捕捉可能な空間を制御することを試みた結果を報告した。電極表面から距離がある長いイオン液体を用いると、負電位ではイオン液体のカチオン骨格との静電引力により分子が折れ曲がることがわかった。イオン液体カチオンとの静電反発により導入できなかったヘキサアンミンルテニウムは、電極電位を負に誘導すると折れ曲がり現象が生じ大きな空間を生じるため、導入可能となることがわかった。
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Redox property of dinuclear copper complex with asymmetric environment as a pMMO model 国際会議
Shibuki NISHIMURA, Tatsuya OCHIAI, Tomohiko INOMATA, Tomohiro OZAWA, Hideki MASUDA
錯体化学会第67回討論会 錯体化学会
開催年月日: 2017年09月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学
酵素膜結合型メタンモノオキシゲナーゼの2核銅配位環境に見られる異なる環境をCu錯体に付与可能な配位子を設計・合成した。酸化剤位置と雨量を添加して生じる酸化反応においては一方のCu(II)イオンが酸化され・Cu(II)Cu(III)の混合原子価状態を取った。配位子の置換基を電子給与形のtert-Buとすると、温度に依存する混合原子価状態と共鳴型が平衡状態で存在することが示された。また電気化学的に還元すると酸素存在条件下では1電子還元後に触媒電流の生成が見られた。これはCu(I)が生成したと同時に酸素が反応し1電子還元体が生成し、その後溶媒等の酸化を促進していると考えられる。基質としてチオアニソールを添加したところ、対応するスルホキシドの生成が確認された。
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Electrochemical detection of microbes using artificial siderophore-iron complexes 国際会議
Suguru ENDO, Hiroki IDO, Tomohiko INOMATA, Tomohiro OZAWA, and Hideki MASUDA
錯体化学会第67回討論会 錯体化学会
開催年月日: 2017年09月
記述言語:英語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海道大学
微生物を選択的に検出可能な基板材料を構築するため、これまでにシデロフォア類似体を合成し、基板修飾を通じて各種微生物との相互作用ならびに検出について検討してきた。ここでシデロフォアは、微生物が外界からひっそ元素である鉄を補修するための低分子量キレート化合物であり、鉄捕捉後、微生物膜表面の認識をへて体内に取り込まれている。本研究で合成した人工シデロフォアは、その配位骨格がヒドロキサム酸とカテコールまたはそれらをハイブリッド化した4種類の鉄キレート化合物である。これらは微生物が放出する天然シデロフォアの構造に類似したものを効率よく取り込み、選択性が示された。また電気化学的な検出方法を用いた結果、QCM法と比較してさらに1桁の感度上昇が可能になった。
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Ammonia synthesis by using cyclophane type iron complex bearing Fe-C bond
Yoshiyuki TAKEMOTO, Li ZILONG, Tomohiko INOMATA, Tomohiro OZAWA and Hideki MASUDA
金属の関与する生体関連反応シンポジウム
開催年月日: 2017年06月
記述言語:英語 会議種別:ポスター発表
開催地:東京理科大学(神楽坂)
肥料や化学物質の材料であるアンモニア誘導体は、高エネルギー消費を必要とするハーバーボッシュ法が用いられているが、環境に対する負荷低減
のためこれに変わるアンモニア生成法の開発が求められている。天然酵素(ニトロゲナーゼ)は常温常圧の温和な環境でこれを達成している。この酵素の活性中心には、FeMo-coと呼ばれる鉄クラスターが存在し鉄イオンには4級炭素が配位している。その環境が窒素の活性化に関与していると考え、炭素配位可能な配位子を設計し、その鉄錯体を合成した。その結晶構造解析から構造を決定した結果、炭素が配位しておりそのトランス位には窒素分子を捕捉可能であることがわかった。またアンモニア生成反応をシリルアミン法により検討したところ、24.4%の生成量であることが判明した。