講演・口頭発表等 - 酒向 慎司
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楽譜と表情を関連付けた統計モデルに基づく楽器演奏の比較分析の検討
奥村 健太, 酒向 慎司, 北村 正
情報処理学会 第107回音楽情報科学研究会 情報処理学会
開催年月日: 2015年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:電気通信大学
本稿では,楽器演奏に付与される表情について,特定の演奏者と楽曲の組合せにおける比較分析を行う問題を考える.表情付けに寄与する要因を説明可能な枠組みとして,表情の特徴量を近似した生成モデルに楽譜の指示を関連付け,各特徴量の生成過程を楽譜の指示に基づく規則を用いて体系化する手法が提案されている.本稿ではその体系の構築過程に着目し,表情付けに寄与した規則について,その寄与の度合いや関係性を楽譜の指示に基づき分析する手法を提案する.また,複数の楽曲と演奏者による演奏の組合せを用い,その有用性を検討する.
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林 勇佑, 酒向 慎司, 北村 正
情報処理学会 第107回音楽情報科学研究会 情報処理学会
開催年月日: 2015年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:電気通信大学
本研究では,遺伝的アルゴリズムを用いた自動メロディ生成を行った.このとき,ユーザの希望を適切に生成されるメロディに反映するために,ユーザにとって 「このような楽曲を作りたい」 という目標となるメロディ (本研究では 「目標旋律」 と呼ぶ) を入力に用いる手法を提案した.目標旋律は,メロディをランダム生成する際の音符列生成確率の最適化と,楽曲から抽出した特徴量の最適化の 2 つの用途で使用する.本研究で提案した手法で生成されたメロディを用いて主観評価実験を行った結果,目標旋律を用いて特徴量の最適化を行う手法の有効性が確認できた.
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共起確率と音楽関連語に基づく印象空間を用いた任意の言葉による楽曲検索
前本 明宏, 酒向 慎司, 北村 正
電子情報通信学会2015年総合大会学生ポスターセッション 電子情報通信学会
開催年月日: 2015年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:立命館大学 びわこ・くさつキャンパス
近年,インターネットを介した楽曲配信サービスの普及が進み,利用可能な楽曲数は 4300万曲以上とも言われている.このような膨大な数の楽曲から効率良く楽曲を検索するための研究が盛んに行われており,その一つに言葉の印象に合致した楽曲検索手法が提案されている.この研究は,代表的な言葉を用いて印象空間上に任意の言葉を配置することで楽曲の検索を行うものであった.しかし,この代表的な言葉は一般的な言葉を基に設定されているため,楽曲の印象を表現するのに不適切な言葉が含まれているという問題があった.本稿では,先行研究で使われていた代表的な言葉を楽曲に関連した言葉にすることで楽曲を表現するのに適切な言葉を代表的な言葉として用いる方法を検討する.
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林 勇佑, 酒向 慎司, 北村 正
電子情報通信学会2015年総合大会学生ポスターセッション 電子情報通信学会
開催年月日: 2015年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:立命館大学 びわこ・くさつキャンパス
近年では,自動作曲の研究が多くされており,様々な作曲支援システムが存在する.それらは,誰でも簡単に作曲を可能にしているが,ユーザが曲のイメージを適切に反映させることは難しい.本研究では,適切にユーザの希望を反映することに重点を置く.それを実現するために,目標旋律を用いた自動メロディ生成の手法を提案する.
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不破 大樹, 酒向 慎司, 北村 正
電子情報通信学会2015年総合大会学生ポスターセッション 電子情報通信学会
開催年月日: 2015年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:立命館大学 びわこ・くさつキャンパス
近年,障がい者が健常者と変わらない生活を営めるような環境づくりが進められおり,難聴者と健聴者との対話支援を目的とした,コンピュータによる手話認識の研究がなされている.手話は手や指、腕を使う手指動作と,手指動作以外からなる非手指信号の二つで構成される視覚言語である.主に手指動作は単語を表し,非手指信号は文法,副詞,語彙の一部などを表すため,手話文全体を理解するためには手指動作の認識のみではなく,非手指信号の認識も必要である.また,手話認識では動作の特徴表現をどのように取得するかという問題がある.これまでの研究でも特徴量を抽出する方法は複数存在し,例として,被験者の身体に直接センサを取り付け,特徴点の動きを計測する方法,カメラ等で動画像を取得する方法などがある.前者の方法では,被験者に身体的な拘束や煩わしさが生じるため,本研究では非接触型であり身体動作の取得に適した Kinectを用いて特徴抽出を行う.
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杉 果穂, 酒向 慎司, 北村 正
電子情報通信学会2015年総合大会学生ポスターセッション 電子情報通信学会
開催年月日: 2015年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:立命館大学 びわこ・くさつキャンパス
手話は視覚言語の1つであり,手や指の運動から成る手指動作と,視線や表情などで表される非手指動作の2つを用いて意思伝達が行われる.神田氏らが定めた日本手話音韻表記法によれば,手話は主に手の形状,位置,運動の3要素から成り立つと言われている.このような背景から,自動手話認識においても音韻構造を考慮することが望ましいと考えられ,有賀により手話の言語的特性を考慮した手法が提案された.この研究では,要素間の重要性を重みによって調整することができ、認識対象単語全体に対して適切な重み(位置:運動:局所=0.25:0.60:0.15)が設定されていた.しかし,手話単語ごとに,3要素の重要度は異なると考えられる.そこで本研究では,手話単語ごとに適切な重みを付与することによって認識率が向上するか検討する.
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平松 晃成, 酒向 慎司, 北村 正
電子情報通信学会2015年総合大会学生ポスターセッション 電子情報通信学会
開催年月日: 2015年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:立命館大学 びわこ・くさつキャンパス
近年では様々な場面で音声認識システムが導入されている.それらは丁寧な発話を入力対象にしているため,実際の会話のような話し言葉を入力としたシステムの実用化は長年研究され続けてきた.しかし会話中で話し手の言語情報だけでは意図や感情を理解したとは言えず,それに付随する話し手の声の抑揚,顔の表情,ジェスチャーなどの情報を活用して理解していると考えられる.このような背景から頑健な音声認識を実現するために, 対話で現れる言語情報に付随して現れる非言語情報を用い,意図を考慮することが重要になると考えられる.先行研究では自由対話中で頭部動作と,音声から得られる非言語情報を組み合わせて意図の識別を行った.しかしタスクが意図に寄与しない頭部動作が多く含まれる内容であった.そのため音響特徴のみの識別率と頭部動作を合わせた時の識別率に変化が見られなかった.そこで本研究では先行研究での識別率と,タスク内容を頭部動作が意図に反映させるように考慮しなおした場合の識別率を比較し,また意図に寄与とすると思われる顔の特徴量も新たに追加し識別を行う.
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長田 若奈, 酒向 慎司, 北村 正
情報処理学会 第106回音楽情報科学研究会 情報処理学会
開催年月日: 2015年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:甲府富士屋ホテル
我々は条件付き確率場を用いた習熟度に対応したバイオリン運指推定手法を提案してきた.しかし,推定運指は運指の自然さや演奏表現の適切さが不十分である問題があった.本論文では,従来よりも多くの楽譜情報を用いて素性の設計を行う.運指に関連する素性には様々なものが考えられるが,素性重みの学習に L1 正則化を用いることで,運指推定に寄与する重要な素性を判別する.実験では,基本的な素性だけを用いた従来法に対して教本運指との一致率が向上することを確認し,また,推定された運指の自然さに関してバイオリン経験者による主観評価を実施したところ提案法による有効性が確認できた.
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曽我 昌士, 酒向 慎司, 北村 正
電子情報通信学会2014年ソサイエティ大会 電子情報通信学会
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自動ジャズアレンジにおける曲の統一性を考慮したリズム転写
佐藤 直人, 酒向 慎司, 北村 正
日本音響学会2014年秋季研究発表会 日本音響学会
開催年月日: 2014年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海学園大学
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印象の変化を考慮した楽曲の印象推定
寺島 大樹, 酒向 慎司, 北村 正
日本音響学会2014年秋季研究発表会 日本音響学会
開催年月日: 2014年09月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:北海学園大学
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波多野 美歌, 酒向 慎司, 北村正
電子情報通信学会第73回 福祉情報科学研究会 電子情報通信学会
開催年月日: 2014年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:近江町交流プラザ
手話を認識するためには手話動作から特徴抽出を行う必要があるが,視覚言語である手話は複数の構成素から成り立つため,認識対象とする構成素や使用特徴量として様々な組み合わせが考えられる.そのため,使用するセンサや特徴量が個々の研究によって異なり,手話データの汎用化が難しい.このような手話認識における研究背景を踏まえると,センサや使用特徴量に依存しない認識方法を確立することが望ましい.手話は音韻学的に,主に「手の位置」,「手の動き」,「手の形」の3要素から構成されていると言われており,本研究ではこの考えに基づき,センサから得られた特徴量を3要素における抽象化されたパターンに変換し,認識を行う手法を提案する.これにより,各パターンへの変換以降の処理を統一することができ,パターンの組み合わせにより手話単語の認識を行うため,計算コストを大幅に削減し,実時間での認識を可能にする.パターンの抽象化は手話単語辞書である日本手話・日本語辞書システムの表記法に基づいて行う.手話認識の辞書データとして大語彙が収録されているものを採用することで,大語彙認識への発展に期待できる.また,本手法の有効性を検証するために,手話単語の認識実験を行う.手の動きの認識にはHMM,手形状の認識には深度画像によるテンプレートマッチング手の位置の認識には最尤推定法による正規分布を用いる.辞書の表記法に基づいた3要素の認識モデルを用意し,深度センサKinectを用いた,100単語を対象とした実時間での孤立単語認識実験を試みる.
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認知症高齢者に向けた回想法における親しい人の声の有効性に関する一考察 ~ 長久手市「愛知たいようの杜」における実証実験 ~
浜口 祐子, 三矢 勝司, 加藤 昇平, 酒向 慎司
電子情報通信学会第73回 福祉情報科学研究会 電子情報通信学会
開催年月日: 2014年06月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:近江町交流プラザ
認知症の治療や予防に役立つとされる非薬物療法の一つに「回想法」がある。回想法において認知症高齢者に発話を促す際に、本人にとって親しい人の声で語りかけることが、そうでない人の声の場合よりも記憶を蘇らせることに有効ではないか、という仮説のもとに、特別養護老人ホームで暮らす認知症高齢者3名を対象に、実証実験を行ない、その反応を評価・考察した。その結果、親しい人の声が記憶を蘇らせることに有効であるとまでは言い切れないが、笑顔の表出が増え、発話意欲が増えたため、脳の活性化を促す可能性が推察できた。
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Laminae: 演奏表情と楽譜情報を関連付けた統計モデルに基づく自動鍵盤楽器演奏表情付けシステム
奥村 健太, 酒向 慎司, 北村 正
情報処理学会 第103回音楽情報科学研究会 情報処理学会
開催年月日: 2014年05月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:日本大学 文理学部
演奏者が持つ特徴の再現性を重視した自動演奏生成システムの提案のため,未知の演奏指示に対して最適な表情を持つ事例を既知の実演奏から探索し,その表情の転写によって仮想演奏を生成する問題を考える.その際に論点となるのは,どのようにして最適な事例を探索するかと,その探索をどれだけ効率化できるかである.本稿では,実演奏における楽譜とその逸脱を関連付けた統計モデルの体系的構造を指標として活用する枠組みについて説明するほか,評価実験から探索対象とする事例群の制御にその体系的構造を活用することが仮想演奏の生成に最適な事例の効率的な探索に有効であることを示す.
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半教師あり学習を用いたGMMによる異常放射からの地震前兆識別
曽我 昌士, 酒向 慎司, 北村 正
電子情報通信学会2014年総合大会学生ポスターセッション 電子情報通信学会
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:新潟大学 五十嵐キャンパス
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寺島 大樹, 酒向 慎司, 北村 正
電子情報通信学会2014年総合大会学生ポスターセッション 電子情報通信学会
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:新潟大学 五十嵐キャンパス
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佐藤直人, 酒向 慎司, 北村 正
電子情報通信学会2014年総合大会学生ポスターセッション 電子情報通信学会
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:ポスター発表
開催地:新潟大学 五十嵐キャンパス
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宮田 佳奈, 酒向 慎司, 北村 正
情報処理学会第76回全国大会 情報処理学会
開催年月日: 2014年03月
記述言語:日本語 会議種別:口頭発表(一般)
開催地:東京電機大学 北千住キャンパス
従来の伴奏生成システムは,ユーザが,曲のジャンルなどを選択肢の中からイメージしながら選択する必要や,複雑なパラメータ調整をする必要があり素人には扱い難いことなどが問題であった.本研究では演奏表情により曲のイメージが変化する点に着目をし,演奏表情を伴う旋律を入力とし,旋律に相応しい伴奏の和音とリズムを決定する手法を提案する.曲は音楽的同時性と連続性が自然となるよう作成されることが望ましい.和音は,確立されている音楽理論を基に決定をする.リズムの決定においては,理論がほとんど確立されていない.そこで,言語モデルにより楽曲からリズムを学習し,リズム決定を行う手法を提案する.最後に評価実験から本手法の有効性を検証する.