Presentations -
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決定木学習を利用した格闘ゲームにおける対戦相手の行動予測に基づく行動選択
酒井 賢人, 森山 甲一, 武藤 敦子, 犬塚 信博
情報処理学会第79回全国大会 情報処理学会
Event date: 2017.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:名古屋大学
近年人工知能(AI)にゲームをプレイさせるという試みが盛んに行われているが、格闘ゲームのようなリアルタイムコンピュータゲーム(RTS)において、人間と対等な条件の下でAIが熟練した人間のプレイヤーに勝利することは難しいとされてきた。そこで本研究では格闘ゲームを題材とし、決定木学習を利用して対戦相手の行動を予測、予測した行動と相手までの距離などの情報を組み合わせて行動選択を行うエージェントを構築した。このエージェントはどのような相手と対戦しても相手に合わせた戦略を取ることができる。また、決定木学習を用いることで学習結果を人間が解釈できるため、相手の行動パターン及び自分の行動選択の分析が可能である。
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ネットワークの構造的制限を導入した友人関係形成モデルの提案
菱田 祥吾, 武藤 敦子, 森山 甲一, 犬塚 信博, 松井 藤五郎
情報処理学会第79回全国大会 情報処理学会
Event date: 2017.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:名古屋大学
友人関係形成の過程を知ることは、集団全体のパフォーマンスの向上等に役立つと考えられるため、友人関係の変化をモデル化し、実験によって現実の現象を再現する。今までのモデルでは、合理的選択と構造的選択の二つの考え方が用いられてきたが、友人選択の際にネットワーク内全ての人の全属性情報を参照していた。現実では全ての人の全属性情報を知っているとは考えにくい。本研究では、現実に即した友人選択を行うために、現在の友人関係を基に入手できる他人の属性情報を制限する。参照する属性情報を制限することで構造的選択を実現する。新たなモデルを用いて実験を行い、実データの友人関係の変化に近い結果が得られるかを検証する。 -
人の繋がりに着目したコミュニティ活動の活性化への関わり度合いの分析
賀川 祐耶, 武藤 敦子, 松井 藤五郎, 森山 甲一, 犬塚 信博
情報処理学会第79回全国大会 情報処理学会
Event date: 2017.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:名古屋大学
コミュニティ活動とは地域の住民によって行われる活動のことであり、地域の発展に重要である。山田らは個人がコミュニティ活動に参加する流れをモデル化し、甲村らはそれにネットワーク構造を導入した。本研究では、コミュニティ活動の活性化への個人の関わり度合いを表す指標として新たに活動活性化貢献度を提案し、甲村らのモデルを用いたシミュレーションにおいて、活動活性化貢献度とネットワーク中のノードの特徴を示す指標であるネットワーク中心性との関係を調査した。実験から活動活性化貢献度と近接中心性、次数中心性、媒介中心性との強い正の相関が見られて、活動活性化貢献度が有用であることが確認できた。
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GPGPUを用いた2人ゲームにおける強化学習の高速化
黒木 是治, 森山 甲一, 武藤 敦子, 犬塚 信博
情報処理学会第79回全国大会 情報処理学会
Event date: 2017.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:名古屋大学
マルチエージェントシミュレーションの分野では、エージェント数の増大に伴い計算時間が増加する問題がある。そこで近年、画像処理に用いられるGPUの並列計算に特化した性質によって汎用計算を行うGPGPUを利用し、エージェントが並列にタスクを実行することでシミュレーション全体の高速化を行う研究が進められている。しかし、GPUで実行するエージェント自体は単純なものが多く、強化学習を行う等複雑なものはほとんど見られない。そのため本研究では複雑なエージェントを用いるシミュレーションに2人ゲームにおける強化学習を選び、GPGPUを用いたいくつかの手法で高速化し、比較を行った。
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他者との関係に基づくコミュニティ活動リーダー決定モデル
賀川 祐耶, 武藤 敦子, 松井 藤五郎, 森山 甲一, 犬塚 信博
数理モデル化と問題解決研究会 情報処理学会
Event date: 2017.02
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:盛岡市
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スマートフォンを用いたラジオ体操の行動認識に関する検討
島孔介, 犬塚信博, 山口陽平
情報処理学会第78回全国大会 情報処理学会
Event date: 2016.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:慶応義塾大学,横浜市
近年,スマートフォンをはじめとするウェアラブルデバイスに搭載されているセンサを用いた認識が多く研究されている.行動の認識を行う例として,歩行,電車,車両などの移動方法の推定などがある.しかし,行動の認識に関する研究では,歩行などの日常的な行動でよく現れる行動パターンに関する研究が多く,多様な行動パターンについては,さらに研究が必要である.そこで本研究では,多様な行動が現れるラジオ体操に着目し,スマートフォンから得られた加速度データを用いて,ラジオ体操第一を対象として行動認識を行う.ラジオ体操は全身の動きが伴うことから,個人差の影響が大きいと考え,データを取得する際,年齢,身長,体重もあわせて記録しており,ラジオ体操に関する認識にあわせてこれらの個人のパラメータの利用についても検討を行う.この検討から,日常では現れない多様な行動についても,加速度データを用いた行動認識が有用であることを示す.
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友人関係ネットワークを用いたコミュニティの時間推移の分析 International conference
三木友祐,武藤敦子,森山甲一,犬塚信博
情報処理学会第78回全国大会 情報処理学会
Event date: 2016.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:慶応義塾大学,横浜市
社会ネットワーク分析という分野において、ネットワークの内部構造を抽出するためのコミュニティ分析に関する研究は注目を集めており、既に多くのコミュニティ抽出法が提案されている。本論文では時間経過によるネットワーク及びコミュニティの変化に着目し、局所的手法を用いた学生の友人関係ネットワークからのコミュニティ抽出結果を用いて、学生の友人関係とそれによって構成されるコミュニティが時間経過によってどのように変化するかを観察する。
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形式概念束の簡約化のための概念間の距離に関する検討
寺町太貴, 石榑隼人, 武藤敦子, 森山甲一, 犬塚信博
情報処理学会第78回全国大会 情報処理学会
Event date: 2016.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:慶応義塾大学,横浜市
形式概念分析は、概念データを思考単位として、概念構造の明確化や事象の分析、データの可視化及び依存関係などを明らかにするものである。形式概念分析は特にデータ解析の調査においてユーザビリティなどの観点から適している。形式概念分析から得られる概念束は、サイズが大きくなり過ぎると構造の理解が困難になり、概念束の簡約化が必要になる。簡約化の一つの尺度として、簡約化後の形式概念間の距離のばらつきをとりあげ、ばらつきが大きい場合、簡約化が適切でないと考える。そのため概念間の距離を定義し、簡約化前後の距離について検討する。
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アオモンイトトンボの頻度依存選択に関するエージェントベースドモデル
藤野準平,武藤敦子,加藤昇平,森山甲一,犬塚信博
情報処理学会第78回全国大会 情報処理学会
Event date: 2016.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:慶応義塾大学,横浜市
頻度依存選択とは進化のプロセスにおいて、ある遺伝子を持つ個体の適応度がその個体の頻度によって決まることである。
そしてアオモンイトトンボという昆虫は集団の中で少数派の遺伝子を持つ個体の適応度が高くなる負の頻度依存選択があることがわかっている。
これまでにアオモンイトトンボの個体に対して頻度依存選択を反映した時間変化のシミュレーションをする研究は行われている。
しかし、個々のアオモンイトトンボの単位でモデル化された研究はない。そこで個体の構成、環境、相互作用をモデル化し頻度依存選択が行われるには個体にどのような要素が必要なのかマルチエージェントシミュレーションを用いてミクロな視点から解明する。 -
Analysis of Characteristic Motions of Radio Gymnastic Exercises and their Relations
Event date: 2016.03
Language:English Presentation type:Oral presentation (general)
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友人関係ネットワークの変化に対応した関係構築中心性の提案
菅田貞治, 武藤敦子, 森山甲一, 坂田美和, 犬塚信博
第107回数理モデル化と問題解決研究会 情報処理学会
Event date: 2016.03
Language:English Presentation type:Oral presentation (general)
友人関係は生成変化する中で,その変化に貢献する個人が存在すると考えられる.本研究は友人関係ネットワークの変化の中でも関係の発生に着目し,新しく成立した関係に対してその要因を 2 種類に分類し,それぞれに基づいた評価値を提案する.この評価値は関係を構築する能力と関連する社会的属性と関係しており,関係構築中心性と見なすことができる.実験では提案した値が実際に個人の能力や性格を反映しているのかを確かめるために現実の友人関係ネットワーク (大学生 341人,4 か月) と人格適応論を参考にした自身の性格についてのアンケートの回答との間の相関を統計に基づいた検定によって調べた.その結果,アンケート内のいくつかの設問に対する回答において有意な関連性が見られた.
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ネットワーク構造を導入したコミュニティ活動モデル
甲村啓伍, 武藤敦子, 松井藤五郎, 森山甲一, 犬塚信博
第107回数理モデル化と問題解決研究会 情報処理学会
Event date: 2016.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
コミュニティ活動とは防災や環境美化等のための市民活動であり,地域の発展に重要である.人々の結びつきや 「タダ乗り」 等の社会現象との関係を解明する必要がある.山田ら [1] は個人の内面的動機と周囲の影響をモデル化したコミュニティ活動形成モデルを提案したが,人々のつながりの多様性をモデル化できていない.本研究はネットワークモデルを導入したモデルを提案する.それにより,ネットワークの特徴と活動の関係,中心性の高い人物の影響について観察する.実験結果より,ネットワークが持つクラスター係数や平均次数がコミュニティ活動の活性化に影響することを示した.また,ネットワーク内の個々の要素の影響によって,コミュニティ活動の活性化に違いがあることの可能性を示唆した.
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Friendship Formation and Transition by Group Activity
Event date: 2016.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
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関係発生要因の定量化による友人ネットワークの分析
菅田貞治, 武藤敦子, 森山甲一, 坂田美和, 犬塚信博
第13回情報学ワークショップ(WiNF2015) 情報学ワークショップ実行委員会
Event date: 2015.12
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:名城大学
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コミュニティ活動形成モデルを用いたネットワーク構造の影響分析
甲村啓伍, 武藤敦子, 松井藤五郎, 森山甲一, 犬塚信博
第13回情報学ワークショップ(WiNF2015) 情報学ワークショップ実行委員会
Event date: 2015.12
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:名城大学
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形式概念束の簡素化手法の評価 International conference
石榑隼人,武藤敦子,松井藤五郎,犬塚信博
平成27年度電気・電子・情報関係学会東海支部連合大会
Event date: 2015.09
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:名古屋工業大学
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出欠データを用いた班分け手法による友人関係促進への試み International conference
武藤敦子、 荒谷康太, 加藤竜丸, 坂田美和, 犬塚信博
平成27年度電気・電子・情報関係学会東海支部連合大会 電子情報通信学会東海支部
Event date: 2015.09
Language:Japanese Presentation type:Symposium, workshop panel (nominated)
Venue:名古屋工業大学
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ネットワーク構造によって相互作用するコミュニティ活動形成モデル Invited
甲村啓伍,武藤敦子,犬塚信博
平成27年度電気・電子・情報関係学会東海支部連合大会 電子情報通信学会東海支部
Event date: 2015.09
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:名古屋工業大学
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ネットワークパターンマイニングにおける包摂関係を用いたアルゴリズムの改善
鷲見俊貴,武藤敦子,犬塚信博
情報処理学会第179回知能システム研究会 情報処理学会知能システム研究会
Event date: 2015.03
Language:English Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:名古屋工業大学
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個人に注目した友人ネットワークの分類と属性の相関に関する分析
菅田貞治,武藤敦子,犬塚信博
情報処理学会第77回全国大会 情報処理学会
Event date: 2015.03
Language:Japanese Presentation type:Oral presentation (general)
Venue:京都大学
本研究では大学生の友人関係ネットワークに注目し、個人とその友人のみから構成される局所的ネットワークであるエゴセントリックネットワークの構造的特徴に基づいて個人を分類した。そして代表的なネットワークモデルと比較したところ友人関係ネットワークは特有の分類結果であること、また学生の所属学科によって分類結果に差があることが明らかとなった。次にアンケートによって得られた学生の社会的属性と分類結果との相関について調べたところ、いくつかの組で有意な関連性が見られた。最後に友人生成に大きく関わった人物をネットワーク構造より推定する事で、その後の分類されるクラスタが予想できる可能性を示した。