論文 - 中居 楓子
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シグナリング・ゲームによる津波避難時の助け合い行動の記述と考察
中居楓子
第61回土木計画学研究発表会・講演集 CD-ROM 61 1164 2020年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:土木学会
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有形の地域インフラを活用した地区防災―高知県の「世帯別備蓄箱」を事例とした考察―
中居 楓子
地区防災計画学会誌C+Bousai 17 2020年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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津波浸水想定が沿岸部の人口動態に与える影響:傾向スコアを用いた分析と考察
長町 侑,中居 楓子,秀島 栄三
第60回土木計画学研究発表会・講演集 60 7363 2019年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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「津波てんでんこ」の実践に向けた信頼関係の形成:ゲーム理論による記述と考察
中居楓子
第60回土木計画学研究発表会・講演集 60 7272 2019年11月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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避難施設への「世帯別備蓄箱」設置の取り組みによる避難環境の自発的形成の可能性
中居楓子
第74回 年次学術講演会 講演概要集 (令和元年度 土木学会全国大会) Ⅳ-124 2019年09月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等) 出版者・発行元:土木学会
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避難施設における「世帯別備蓄箱」の取り組み―「津波てんでんこ」を促す環境の創出―
中居楓子
第59回土木計画学研究発表会・講演集 59 CD-ROM (31) 2019年06月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
高知県高知市と黒潮町では,個人の非常用持ち出し品を津波避難タワーや避難広場などの共同施設に保管する「世帯別備蓄箱」というユニークな取り組みがおこなわれている.この防災・減災上の効果として住民自身は「迅速な避難」「備蓄品のカスタマイズ」を期待している.しかし,住民へのヒアリングと現地調査から,この取り組みは「津波てんでんこ」の実践の観点からも重要な機能があることが見出された.本研究では,「世帯別備蓄箱」について住民との対話から得られた情報を交えて記述し,「津波てんでんこ」における実践上の課題―自分ひとりでも逃げることの心理的な難しさ―に対して,この取り組みが自然と「津波てんでんこ」を促すような環境を創る画期的な取り組みであることを示した.
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高知県黒潮町における地区防災アンケートの結果報告:地区の社会的構造と地区防災計画の成果に着目した地区間比較分析
中居 楓子,矢守 克也
地区防災計画学会誌C+Bousai 14 51 - 52 2019年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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津波防災機能の継承を可能にするための社会的伝達機構について
中居楓子
第58回土木計画学研究発表会・講演集 58 CD-ROM (172) 2018年11月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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対話の共通言語としての津波避難シミュレーションの可能性と限界:高知県黒潮町における津波避難計画づくりの実践を通じた考察
中居 楓子, 畑山 満則, 矢守 克也
地区防災計画学会誌C+Bousai ( 12 ) 37 - 38 2018年03月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
津波避難は、車の利用や要援護者の救助などの個別具体的かつ社会的に解決しなければならない問題も多く、地区防災計画での解決が期待される重要な課題である。本研究では、地域コミュニティの津波避難計画づくりにおける、津波避難シミュレーションの役割を考察する。特に、避難の当事者である地域住民と行政、研究者の「対話の共通言語」としての可能性と限界に着目し、高知県黒潮町万行地区の5年間の実践を通じて得られた知見を報告する。
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高知県黒潮町における成功事例の分析(その2)―地域の特性が類似する地区間における防災実践の連鎖―
杉山 高志,野嶋 太加志,矢守 克也,李 旉昕,中居 楓子,千々和 詩織,齋藤 未歩
地区防災計画学会誌C+Bousai ( 9 ) 55 - 56 2017年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
地区防災計画では、住民目線で策定した計画を市町村地域防災計画に提案する「計画提案制度」など、地区防災計画を他地区に共有するボトムアップの仕組みが策定されている。しかし、地区防災計画を他地区と共有する効果について、実証的に検証された先行研究は稀少である。本研究では、地域の特性が類似する地区間で、地区の防災実践を共有することの効果について、高知県黒潮町熊野浦地区の家具固定推進の取り組みを例に分析する。
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高知県黒潮町における成功事例の分析(その1)―地域の特性を生かした地区防災計画の実現―
齋藤 未歩,中居 楓子,矢守 克也,千々和 詩織,野嶋 太加志,杉山 高志,李 旉昕
地区防災計画学会誌C+Bousai ( 9 ) 53 - 54 2017年03月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
地区防災計画ガイドラインでは、地域の特性や強みを反映した計画の重要性が強調されている。しかし、そうした指針を住民自ら実現していくことは容易ではなく、手法については多くの課題がある。本稿では、役場と住民、大学が協働で地区防災に取り組んでいる高知県黒潮町鞭地区の井戸整備の事例を紹介し、独自性のある取り組みがなぜ成立したのか、コミュニティとリーダーの性質に着目して考察する。
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外力の不確実性と逸脱者の存在を考慮した津波避難計画の評価方法
中居 楓子,Junko Mochizuki,Sebastian Poledna,畑山 満則,矢守 克也,熊谷 兼太郎
平成28年度防災研究所研究発表講演会 E07 2017年02月
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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Tsunami evacuation behavior of coastal residents in Kochi Prefecture during the 2014 Iyonada Earthquake 査読あり 国際誌
Sun Yingying, Nakai Fuko, Yamori Katsuya, Hatayama Michinori
Natural Hazards 85 ( 1 ) 283 - 299 2017年01月
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逸脱者の存在を考慮した津波避難ルールの脆弱性の分析
中居 楓子,Junko Mochizuki,Sebastian Poledna,畑山 満則
第55回土木計画学研究発表会・講演集 55 CD-ROM(18-03) 2017年
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
津波避難では,同時に多くの人が同じ方向に逃げるため,渋滞が生じやすい.それを防ぐためには,地域の問題に応じた環境整備や避難ルールの検討を事前におこなっておく必要がある.しかし,過去の災害において避難時の「原則徒歩」ルールが守られていない事実からもわかるように,避難時のルールを決めても,それに沿わない行動をする住民(逸脱者)が出る可能性は十分にある.また,逸脱者の存在によって,地域の避難ルールが効果を発揮しない場合もあると考えられる.本研究では,逸脱者の存在が,他の地域住民の避難にかかる所要時間に与える影響を「限界損失」によって評価する.また,その結果から,原則徒歩ルールがもたらすはずの本来の効果が低減される可能性を「ルールの脆弱性」として,分析をおこなう.
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Evaluation of Evacuation Plan : Taking Account of Responsiveness of Performance to the Uncertainty around Hazards and the Compliance of Evacuees 査読あり 国際共著 国際誌
Nakai Fuko,Mochizuki Junko,Poledna Sebastian,Hatayama Michinori
15th International Conference on Computers in Urban Planning and Urban Management Conference USB (ThuA62_35042) 2017年
担当区分:筆頭著者 記述言語:英語 掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)
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高知県黒潮町における地区防災計画の進捗報告(2)―地区防災計画推進の阻害要因―
李 旉昕,中居 楓子,杉山 高志,千々和 詩織,孫 英英,矢守 克也,畑山 満則
地区防災計画学会誌C+Bousai ( 6 ) 2016年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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高知県黒潮町における地区防災計画の進捗報告(1)―黒潮町の地区防災計画の全体像―
千々和 詩織,中居 楓子,矢守 克也,畑山 満則,李 旉昕,孫 英英,杉山 高志
地区防災計画学会誌C+Bousai ( 6 ) 2016年03月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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津波避難シミュレーションによる車を利用した避難計画の評価
中居 楓子,畑山 満則,矢守 克也,熊谷 兼太郎
平成27年度防災研究所研究発表講演会 E05 2016年
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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地域住民の避難行動意向の時系列分析による津波避難計画づくりの評価
中居 楓子, 畑山 満則, 矢守 克也
平成26年度防災研究所研究発表講演会 E18 2015年
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
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マルチエージェントシミュレーションを用いた津波避難時の車利用にかかわる問題の分析
中居 楓子, 畑山 満則, 矢守 克也
第51回土木計画学研究発表会・講演集 51 CD-ROM(324) 2015年
担当区分:筆頭著者 記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
近年,6割近い人が車で避難したという東日本大震災の実態や,要介護者の避難が検討される中で,津波災害における車避難を一部容認する動きが出始めている.しかし,未だ容認のための具体的な検討手法が確立されていないため,国内のほとんどの地域では着手されていないのが実態である.本研究では,高知県黒潮町を対象に,車利用の可能性と問題を,マルチエージェントシミュレーションを用いて検討する.具体的には,高台付近における交差点を対象として,車利用を希望している住民の数と照らし合わせて,最大待ち台数,最大渋滞延長,最大待ち時間(待ち行列の中で最も長い時間を費やす車の待ち時間)最終捌け時間(最後の車が高台に上がる時間)を分析し,起こり得る現象の分析をおこなう.