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出身学校
学外略歴
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独立行政法人日本学術振興会 特別研究員(PD)
2018年04月 - 2020年03月
備考:立命館大学衣笠総合研究機構
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独立行政法人日本学術振興会 特別研究員(DC2)
2015年 - 2017年03月
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早稲田大学 先端社会科学研究所 助教
2022年04月 - 2023年03月
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愛知県立大学 日本文化学部 非常勤講師
2021年10月 - 2023年03月
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大阪大学 文学研究科 助教
2020年04月 - 2022年03月
所属学協会
論文
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1940 年代の広島復興における戦災者の生活再建 -戦災都市復興事業、住宅対策、戦災者援護の相互影響関係の分析から― 査読あり
西井麻里奈
日本災害復興学会論文集 ( 21 ) 1 - 10 2023年03月
掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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広島の復興は「希望」をもたらすか ― 1980~2000年代における、「復興」の語りの形成と変貌 ―
西井麻里奈
立命館文学 高橋秀寿教授退職記念論集 ( 681 ) 155 - 169 2023年03月
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戦後広島の失業対策事業 1950年代の戦災都市復興と失対労働者(特集「戦後失業対策事業・失対労働者の史的再検討」)
西井麻里奈
大原社会問題研究所雑誌 ( 770 ) 2022年12月
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広島平和記念公園の形成史と住民立退き : 復興事務所資料からみる人びとの経験 査読あり
西井麻里奈
歴史学研究 ( 988 ) 39 - 56 2019年10月
掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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Out of the Destruction of Hiroshima: the Social History from Primary Sources of Rebuilding Human Lives during the City's Reconstruction 査読あり
西井麻里奈
AJI Journal:Journal of the Asia-Japan Research Institute of Ritsumeikan University ( 1 ) 16 - 28 2019年07月
記述言語:英語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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住まうものたちの戦災復興-広島から再考する,復興の歴史経験 査読あり
西井麻里奈
日本の科学者 54 ( 1 ) 30 - 36 2019年01月
記述言語:日本語 掲載種別:研究論文(学術雑誌)
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戦災復興の社会史的研究―被爆地広島における土地区画整理と「立退き」の経験をめぐって― 査読あり
西井麻里奈
大阪大学大学院文学研究科 2018年02月
記述言語:日本語 掲載種別:学位論文(博士)
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廃墟と描線 : 区画整理陳情書にみる一九四〇~五〇年代広島の戦災復興と「生活者」の語り (公募特集 生活者の社会学) 査読あり
西井 麻里奈
新社会学研究 : Japan sociologist ( 2 ) 155 - 175 2017年
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遺骨から見る原爆死没者慰霊碑 : 濱井信三における「復興」と「平和」の狭間 査読あり
西井 麻里奈, Nishii Marina, ニシイ マリナ
待兼山論叢 ( 49 ) 75 - 94 2015年
書籍等出版物
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ヒロシマ : グローバルな記憶文化の形成 = Hiroshima : the origins of global memory culture
Zwigenberg, Ran, 若尾, 祐司, 西井, 麻里奈, 高橋. 優子, 竹本, 真希子( 範囲: 第2章「近代の不安」70-101 頁(総424頁))
名古屋大学出版会 2020年07月 ( ISBN:9784815809942 )
総ページ数:vi, 333, 83p 記述言語:日本語
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広島復興の戦後史 : 廃墟からの「声」と都市
西井, 麻里奈( 範囲: 総378頁)
人文書院 2020年03月 ( ISBN:9784409241295 )
総ページ数:378p 記述言語:日本語
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戦後日本の「帝国」経験 : 断裂し重なり合う歴史と対峙する
杉原達, 荒川章二, 許時嘉, 宋連玉, 冨永悠介, 西井麻里奈, ソアレス・モッタ・フェリッペ・アウグスト, 謝花直美, 崔博憲( 担当: 分担執筆 , 範囲: 第5章 「二つの「大広島」―「軍都」と「平和都市」の貫戦史」163-191頁)
青弓社 2018年11月 ( ISBN:9784787234445 )
総ページ数:314p 記述言語:日本語
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忘却の記憶広島
東琢磨, 川本隆史, 仙波希望, 小田智敏, 柿木伸之, 片岡佑介, 鍋島唯衣, 西井麻里奈, 井上間従文, 浅野賢一, 上村崇, 峰崎真弥, 笹岡啓子, 高尾きくえ( 担当: 分担執筆 , 範囲: 西井麻里奈「〈そこにいてはならないもの〉たちの声―広島・「復興」を生きる技法の社会史―」174-199頁、ブックガイド355-370頁、年表415-428頁)
月曜社 2018年10月 ( ISBN:9784865030655 )
総ページ数:431p 記述言語:日本語
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戦後ヒロシマの記録と記憶 : 小倉馨のR・ユンク宛書簡
若尾祐司, 小倉桂子, 川口悠子, 菊楽忍, 菊楽肇, 竹本真希子, 西井麻里奈, 横山雄一( 担当: 共訳 , 範囲: 上巻【翻訳】43-63頁、【解説】「解説1 浜井信三インタビュー」104-107頁/下巻【翻訳】430-477頁、489-552頁、【解説】「解説2 広島市観光課へのインタビュー」607-609頁)
名古屋大学出版会 2018年07月 ( ISBN:9784815809140 )
総ページ数:2冊 記述言語:日本語
MISC
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満洲日報社・安武誠子の戦後熊本日記 : 1946年8月6日〜12月7日
安武誠子, 菅野智博, 甲賀真広, 西井麻里奈, 加藤, 春千代
満洲の記憶 ( 9 ) 2023年12月
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書評 西川祐子『古都の占領 生活史からみる京都 1945-1952』
西井 麻里奈
新しい歴史学のために = For new historical science ( 293 ) 82 - 88 2018年12月
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コメント : 記録映像と立場性 : 「記憶」との対話をめぐって (特集 被爆体験とその表象)
西井 麻里奈, 宇野田 尚哉, イトウ ソノミ
大阪大学日本学報 ( 32 ) 47 - 53 2013年03月
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証言:日中戦争下南京の日本軍慰安所 : 松下富貴楼・土地所有者の記憶 解説及び注記
樋口 浩造, 西井 麻里奈
愛知県立大学日本文化学部論集. 歴史文化学科編 = Bulletin of Department of Japanese History and Culture School of Japanese Studies Aichi Prefectural University ( 5 ) 132 - 90 2013年
講演・口頭発表等
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複数でしかありえない〈声〉から、それでも歴史を編むために―『「沖縄籍民」の台湾引揚げ 証言・資料集』からの/への問いかけ― 招待あり
西井麻里奈
なぜ今、〈台湾引揚げ〉なのか―オーラルヒストリーという手法で編むということ―(琉球大学) 2018年09月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
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臭跡をたどる―「復興」が生み出す排除と流動― 招待あり
西井麻里奈
笹岡啓子写真展“PARK CITY”トークセッション( Photographer’s Gallery) 2017年08月
会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
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生活者の声を読み解く―広島・戦災復興の経験史 招待あり
西井麻里奈
NPOサーベイ研究会(SOOOdramatic!) 2019年02月
記述言語:日本語 会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
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物語る人びとの声から、街の歴史を紡ぐ:広島の戦災復興 招待あり
西井麻里奈
ライスボールセミナー(立命館大学) 2019年07月
記述言語:日本語 会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
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東アジアの歴史認識と「ヒロシマ」 国際会議
西井麻里奈
東亜歴史文献研究センター・国際日本学研究会共催シンポジウム “东亚的战争记忆与历史认识”(北華大学(中華人民共和国)) 2015年08月
会議種別:口頭発表(一般)
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廃墟と描線―陳情書から読み解く、「平和都市」広島の復興都市計画と土地区画整理事業―
西井麻里奈
同時代史学会2016年度大会(首都大学東京) 2016年12月
会議種別:口頭発表(一般)
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廃墟と描線―広島・誓願寺における区画整理事業の経験― 国際会議
西井麻里奈
国際日本学研究会(琉球アジア社会文化研究会共催)2016年度大会(琉球大学) 2016年09月
会議種別:口頭発表(一般)
受賞
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The Best Article Award for AJI Journal (Gold)
2020年02月 立命館大学アジア・日本研究所 Out of the Destruction of Hiroshima: the Social History from Primary Sources of Rebuilding Human Lives during the City's Reconstruction
Marina NISHII
科研費(文科省・学振)獲得実績
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戦後広島の「生存」の民衆史研究構築のために
研究課題/領域番号:22K13198 2022年04月 - 2027年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
西井 麻里奈
配分額:4680000円 ( 直接経費:3600000円 、 間接経費:1080000円 )
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戦災復興期の都市における住宅政策と住民の経験・記憶に関する文化史的研究
研究課題/領域番号:20K22019 2020年09月 - 2022年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
西井 麻里奈
配分額:2210000円 ( 直接経費:1700000円 、 間接経費:510000円 )
本研究は、以下の3つの小課題[A]戦災者の住宅対策に関する研究、[B]復興をめぐる集合的記憶形成の力学に関する研究[C]復興をめぐる個人の記憶と経験に関する研究、に分けて実施するものとした。以上のうち、2021年度は課題[A]・[B]に関わる研究を中心とし、課題[C]に関わる調査にも着手した。
前年からの課題[A]について、前年度に収集した資料をもとに成果公開に向けた整理を行なった。
課題[B]は本年度より着手した。当初、全国紙や論壇における「復興」認識を検討することを想定していたが、課題を限定し、広島市政の「復興」の歴史認識について資料を収集し検討を行なった。具体的には、戦後広島の戦災都市復興と戦争の記憶との関係に関する調査として、2001年以降の時期に注目し、①同時期の地方新聞における「復興」の歴史に対する言及、②2001年以降に顕著となる、国際紛争に対する地域からの「平和貢献」政策を支えるものとしての「復興」の歴史認識、について検討を行なった。①の成果の一部は東アジア日本研究者協議会大会個人報告で発表した。②については関連する文献資料の閲覧申請にとどまった。
課題[C]では、復興期の広島で日雇労働者として復興事業の末端を担った女性労働者に対する聞き取り調査を3回実施した。戦後失業対策事業における女性労働者の経験であると同時に、復興期の都市における貧困の経験としても重要な調査資料を得た。
延長期間においては、本年度に得た資料に対する検討や聞き取り調査の継続、年度内に請求した文書の閲覧・収集、成果発表を課題とする。 -
戦災復興の社会史的研究―「場」と戦争の記憶をめぐる広島の事例から―
研究課題/領域番号:18J00351 2018年04月 - 2022年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費
西井 麻里奈
配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )
2019年度の研究では、年度の前半で広島の戦災復興に関する博士論文の改稿による単著執筆作業を行なった。戦災復興土地区画整理事業に対する住民からの陳情書の考察・整理を継続しつつ、前年度末から開始していた個別事例の研究を行なった。また、戦後住宅政策と戦災復興土地区画整理事業との関係に関する調査、1960年代の広島県周辺における開発史に関する調査を行い、戦災復興事業の歴史的位置づけを検討した。8月には広島県立図書館、広島市立中央図書館にて必要な資料調査を実施した。なお、2019年度からは名古屋市など他都市の戦災復興の事例の検討、特に戦災者の住宅対策について比較研究を開始するため、現地調査等を行なう予定であったが、下記の事情により研究を中断したため、今年度の研究は博士論文改稿作業のみに終わった。
研究成果報告としては、6月に日本マス・コミュニケーション学会(立命館アジア太平洋大学)にて広島の地域研究とメディア研究の架橋をめぐるワークショップにディスカッサントとして参加した。7月には立命館大学ライスボールセミナーにて「物語る人びとの声から、街の歴史を紡ぐ 広島の戦災復興」と題して報告を行なった。また、論文発表として「広島平和記念公園の形成史と住民立退き 復興事務所資料からみる人びとの経験」(『歴史学研究』988号、2019年10月)、“Out of the Destruction of Hiroshima: the Social History from Primary Sources of Rebuilding Human Lives during the City's Reconstruction”(AJI Journal,vol.1,July 2019)を発表した。 -
戦後広島復興と浜井信三――「ヒロシマ」とナショナリズムをめぐる思想史的研究――
研究課題/領域番号:15J01562 2015年04月 - 2017年03月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費
西井 麻里奈
配分額:1900000円 ( 直接経費:1900000円 )
本年度は最終年度であり、前年度の成果をふまえて以下のような複数の研究実績をあげた。
1 戦災復興の思想史的再検討:濱井信三の活動の戦中・戦後の連続性を検討するため、前年度から広島の商工業界の動向を調査した。その成果を6月に論文化し、12月に世界政治研究会で発表した。「軍都広島」から「平和都市広島」への転換と連続性をテーマとし、歴史学に限らない多層な研究者と討議を行ったことで、政治思想史としての展開可能性を感じることが出来た。
2 あらたな資料調査と成果発表:2016年6月~2017年2月にかけて戦災復興土地区画整理事業に関する資料調査を行った。多くの時間を必要とする調査となり、本年度はこの作業に集中することを通じて、戦災復興事業における濱井の役割を浮かび上がらせることとした。その成果の一部を、2016年度の同時代史学会大会の個人報告にて発表し、活発な質疑が行われた。学会発表を経て更に内容を精査し、『新社会学研究』に投稿した。
3 失業対策事業に関する調査:広島県立文書館にて、戦災復興事業における失業対策労働関係資料の収集を完了した。ただし本年度は2に関する調査・資料収集・整理が中心となったことから、資料整理に終わった。
4 その他:戦災復興事業として行われた広島平和記念公園建設にあたり、移転を強いられた慰霊碑や墓地に関する一件の事例研究を継続してきた。本年度に一定の成果としてまとまり、9月に琉球大学で開催された国際日本学研究会にて発表した。